第40回メソ気象研究会

日時:2013年11月18日(月)(大会前日)13:30〜17:00
場所:東北大学百周年記念会館 川内萩ホール会議室  アクセス
 (〒980-8576 宮城県仙台市青葉区川内40)
テーマ:「静かなるメソ気象 --ヤマセ・霧・層雲--」
コンビーナー:吉岡 真由美(東北大学大学院理学研究科 大気海洋変動観測研究センター)

内容:
激しい降水や強風を伴うメソスケール気象現象は、人々の関心を引き、注目されがちです。しかし、メソ気象現象は一時的で激しいものだけではなく、霧や薄い雲、それらを伴う現象もあります。これまでメソ気象研究会では、集中豪雨や台風に代表されるような激しい降水を伴う現象をテーマとして多く取り上げてきましたが、今回は霧や層雲を中心とした比較的静かで持続し、おだやかな雨を伴う現象を取り上げます。 気象現象としての霧や層雲の動態、その雲の中に存在する水や氷の粒子、その雲物理に注目します。 薄い雲やその持続、もたらされる降水により、気候に与える影響についての話題、これらの現象をとらえるさまざまな観測・解析手法、その現状についても話題提供して頂きます。多くの方々の参加と活発な議論をお願いいたします。

プログラム:
13:30-13:35 「趣旨説明」
13:35-14:05 藤吉康志(北海道大学低温科学研究所)「監視カメラでとらえた海霧・山霧の動態」
14:05-14:35 児玉安正(弘前大学大学院理工学研究科)「陸上のヤマセの観測」
14:35-15:05 小池真(東京大学大学院理学系研究科)「航空機観測による下層雲のエアロゾルー雲相互作用研究」
休憩
15:20-15:50 藤部文昭(気象研究所)「降水の統計と長期変動−弱い降水を中心として−」
15:50-16:20 早坂忠裕(東北大学大学院理学研究科 大気海洋変動観測研究センター)「下層雲の形成・維持・消滅過程における放射の役割」
休憩
16:20-17:00 総合討論

連絡先:吉岡 真由美(東北大学大学院理学研究科 大気海洋変動観測研究センター) 
E-mail:yoshioka@caos-a.geophys.tohoku.ac.jp(@は小文字にしてください)

 メソ気象研究会終了後に開催された気象災害委員会との共催研究会


2013年7・8月豪雨災害に関する研究会
日時:平成25年11月18日(月)(秋季大会前日)
    1730〜1930(メソ気象研究会終了後)
場所:東北大学百周年記念会館 川内萩ホール会議室

1730〜1735 趣旨説明(気象災害委員会)
1735〜1800 廣川康隆・吉田薫(仙台管区気象台予報課)「2013年8月9日の秋田・岩手豪雨の環境場と気象台の対応」
1800〜1825 田中健路(広島工業大学)「2013年7月28日山口・島根県豪雨での現地の被害状況の概要(仮題)」
1825〜1850 加藤輝之(気象研究所) 「山口・島根豪雨と2013年7〜8月に大雨をもたらした大気状態の特徴」
総合討論:
1850〜1905 コメント
 ?石原正仁(京都大学極端気象適応社会教育ユニット)「2013年山口島根大雨・秋田岩手大雨と近年の豪雨事例の比較」
 ?隅田康彦(気象衛星センター)「ひまわり高頻度観測について」
1905〜1930 自由討論

連絡先:藤谷徳之助(国立環境研究所地球環境研究センター内地球温暖化観測推進事務局)
E-mail:fujitani.tokunosuke@nies.go.jp(@は小文字にしてください)