日時:2014年5月20日(火)(大会前日)13:30〜17:00
場所:気象庁講堂
テーマ:「台風 〜発生・発達と日本への影響〜」
コンビーナー:北畠尚子(気象研究所)
内容:
台風は過去には日本において最も大きな気象災害を引き起こす原因の1つでした.近年,進路予報が改善されることにより,防災対策が事前に可能となる事例も多くなりましたが,台風に伴う暴風や大雨は依然として大きな災害の原因となっています.2013年台風第18号に関連した近畿地方等の大雨による広域にわたる水害や,台風第26号に関連した伊豆大島の豪雨による大規模土砂災害は,日本の台風災害として記憶に新しいところです.またフィリピンに来襲した台風第30号による災害は,様々な形で日本社会に影響を与えています.今回,2013年の台風活動及び自然災害の実態を理解する上で,熱帯海域における台風発生環境の特徴から,発達メカニズム,中緯度での構造変化とそれに関連して日本付近で発現するメソ気象現象について話題提供していただきます.多くの方々のご参加と活発な議論をお願いいたします.
プログラム:
13:30-13:35 「趣旨説明」
13:35-14:05 城岡竜一(海洋研究開発機構)「台風発生・発達に関わる環境場の観測」
14:05-14:35 和田章義(気象研究所)「数値シミュレーションによる台風発達の研究」
14:35-15:05 北畠尚子(気象研究所)「日本付近の台風の構造変化」
休憩
日本付近の台風に伴うメソ気象現象
15:20-15:40 末木健太(東京大学大気海洋研究所)「台風に伴う竜巻」
15:40-16:10 津口裕茂(気象研究所)「台風に伴う豪雨 ―2013年台風第26号に伴う伊豆大島の大雨―」
16:10-16:30 筆保弘徳(横浜国立大学)「台風に伴うpressure dip」
16:30-17:00 総合討論
連絡先:北畠尚子(気象研究所)
E-mail:nkitabat@mri-jma.go.jp(@は小文字にしてください)