日時:2018年5月15日(火)(大会前日)13:15〜15:45
場所:気象庁講堂 アクセス
(東京都千代田区大手町1-3-4)
テーマ:「雷研究の現状と今後の展望」
コンビーナー:櫻井南海子,下瀬健一,加藤亮平(防災科研)
内容:
2017年8月19日に首都圏で発生した雷雨による花火大会の事故など、雷による事故は後を絶ちません。気象庁の雷監視システム(LIDEN)による雷観測データが、2017年1月より公開されるようになりました。また、国交省の偏波レーダーデータ(XRAIN)も2015年10月よりDIASから学術向けに公開され、雷研究に有用なデータの取得が飛躍的に容易になりました。データ利用が可能になった今、雷研究の現状と今後の課題を整理する必要があります。そこで、今回のメソ気象研究会では、雷研究を行っている方に講演を依頼し、話題提供をしていただくことにしました。雷そのものを観測する技術開発をされてきた吉田智さん、雷を発生させる雷雲を観測する偏波レーダーの解析を行っている纐纈丈晴さん、雷雲内の雷をモデルで再現する技術開発をされている加藤雅也さん、そして現業(気象庁)の雷情報について加藤輝之さんにお話しして頂きます。この研究会で、現在、国内では雷についてどこまで分かっていて、何が問題なのか、海外の雷研究を参考にしつつ、将来どこへ目指すべきかを整理するきっかけになればと思っています。多くの方々のご参加と活発な議論をお願いいたします
プログラム:
13:15-13:25 「開会挨拶・趣旨説明」
13:25-13:50 加藤輝之(気象庁)「気象庁での雷関係プロダクト−LIDEN・雷ナウキャスト・発雷確率ガイダンスの概要について」
13:50-14:15 纐纈丈晴(情報通信研究機構)「Xバンド偏波レーダーを用いた夏季雷雲内部の降水粒子分布観測」
14:15-14:40 吉田 智(気象研)「雷3次元標定装置の発展とその応用」
休憩
14:40-15:05 加藤雅也(名古屋大学)「雲解像モデルCReSSによる雷シミュレーション」
15:05-15:30 櫻井南海子(防災科研)「海外における雷研究の動向と防災科研における雷研究の取り組み」
15:30-15:45 総合討論
注意事項:自家用車での来庁はご遠慮下さい。正面玄関(KKR東京側)をご利用ください。研究会の受付で入庁許可書を受け取り、着用して下さい。
連絡先:下瀬健一(防災科研)
E-mail:kshimose@bosai.go.jp(@は小文字にしてください)
最終更新:2018.3.16